
一週間後 青年は 旅から戻ってきました。
その時の青年の顔は かつおくんと初めて出会った時の顔つきとは
くらべものにならないほど
爽やかで りりしく なっていました。
夏休みを終えて程なく 青年は 帰京することになりました。
しばらくして 青年から ブルーの封筒に入った
一通の手紙が届きました。
「かつおくん
お元気ですか?ぼくは元気です。色々報告したい事があるよ。
あ、気付いた事があるんだけど。ぼくの名前さ、河内健人なんだけど、実は「高知県人」とも読めたんだ。
何だかびっくりだよ。今まで自分を好きになりきれない自分がいたけど、高知県人と仲良くなることで自分とも仲良くなれた気がするよ。
旅ではさ、かつおくんの代わりに、たくさんの高知県人が僕の事を大事にしてくれたよ。
高知県人=かつおくんだね。つぎは僕がだれかにとってのかつおくんになれると良いな。
河内健人=高知県人=かつおくん。
ありがとう」